薬剤師向け学術情報 [不整脈編]

薬剤師向け学術講座

保険調剤薬剤師が身につけておくべき知識

疾患知識

不整脈という疾患を理解する上で、心臓についての知識を深める必要があります。
心臓の構造や役割、またそもそも心臓はどのようにして動いているのかを理解しておいたほうが良いでしょう。

心臓の動き、つまり心臓の収縮、拡張を理解するために、心臓の1つの単位である心筋で考えるとわかりやすくなります。
心筋の動きはナトリウム、カリウム、カルシウムの各イオンの流れで捉えることができます。
それらの流れを電気信号として、記録されたのが心電図です。
各イオンの動きと心電図を対比させて理解することで治療薬の作用機序も理解しやすくなります。
心電図の波形の意味も理解しておくと、治療薬がどのように作用しているわかりやすくなり、QT延長など心電図にかかわる用語も理解しやすくなります。

不整脈といっても治療の必要のない軽いものから死に至るような重篤なものまで様々です。
不整脈の種類やその特徴、重篤度などを理解していると、患者様からの情報収集や服薬指導に深みが増すと思います。

治療知識

不整脈の治療やその概念は一昔にくらべ、随分様変わりしました。
どのように変わったか、なぜ変わったかを理解しておく必要があります。
アップストリーム治療や血圧管理の重要性をよく理解しておきましょう。
 

不整脈治療薬ではボーン・ウイリアムス分類やシシリアン・ガンビット表を理解して、
各薬剤の特徴を捉えましょう。
特にⅠaのものやアミオダロンは副作用も多いので、把握しておきましょう。
 

心房細動では合併症である、脳塞栓や肺塞栓の予防も大切になってきます。
その目安になるCHADS2スコアがどういうものか理解しておきましょう。
最近はワルファリンの他にDOACが登場して、患者QOLが大いに向上しています。
これらの薬剤の知識も深めておきましょう。

服薬指導や経過モニタのポイント

最近の不整脈治療の処方箋は一見してもそれとわかることが少なくなっています。
ジソピラミド、ピルシカイニド、アミオダロンなど不整脈用剤が処方されていれば、
すぐ判断できますが、これらの薬剤は処方されることが少なくなっています。
βブロッカーやACE阻害薬、ARB、ベラパミルまたワルファリンやDOACの処方があれば、
不整脈治療の可能性を視野に入れて、患者様から聞き取り行い処方解析しましょう。
 

不整脈用剤はそれ自身が不整脈を起こしやすいので、動悸や胸部深いなどのモニタを行いましょう。
不整脈用剤は心臓以外の副作用(心外性副作用)も多く、Ⅰa群のジソピラミドやⅢ群のアミオダロンでは種々の副作用があるのでモニタする必要があります。
 

不整脈では日常生活での注意も大切です。喫煙や過度の飲酒を避け、過労や睡眠不足にならないよう注意を促しましょう。

臨床問題にチャレンジ ~あなたは答えられますか?~

問1 QT延長について下記の問いに答えて下さい
a) QTとはなにか説明してくだい。

b) QT延長がなぜ良くないのか説明してください。

問2 抗不整脈薬のリスモダン(ジソピラミド Ⅰa)、メキシチール(メキシチレン 1b)、
サンリズム(ピルシカイニド Ⅰc)、アンカロン(アミオダロン Ⅲ)
について下記の問いに答えてください。
a) それぞれの心電図の変化を選んで答えてください。

リスモダン (    ) 
メキシチール(    )
サンリズム (    )
アンカロン (    )

心電図変化
ア QT延長
イ QT短縮
エ QT不変

b) 心外性の副作用について選んで答えてください。
リスモダン (    )
メキシチール(    )
サンリズム (    )
アンカロン (    )

副作用
ア 食道潰瘍
イ 心外性副作用は少ない
ウ 排尿障害 便秘 口渇
エ 角膜色素沈着
オ 喘息悪化

あなたはこの問題に答えられますか?
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